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牧野直矢の足跡

今、何かに飛び込むとしたら、何処で何をしたいだろう。

今までの経験、今まで学んだこと、今までの出会いがあるけど、一度スイッチをリセットして、何かを始めるとしたら何処で何をするんだろう。

 

そんなことを考えると、少し心が開ける気がする。

 

そんなことを考えると、今自分のしていることを改めて自覚出来る。昨日と同じことを繰り返すのではなく、常に考えたい。

Be Patient.

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仕事を始めてから9月末で一年が過ぎた。この一年はとりあえず新しい仕事にのめり込む一年だった。大学卒のWeb Developementのこれといった経験もない者が第一線で活躍できるプロとしてやっていけるまで自分なりに必死だった。それだけストレスを感じることもあったし、幾つか大きなミスも犯した。

先週一年を記念して社長さんと一対一のFeedback Meetingの時間を設けてもらい色々と今度に向けた話が出来た。

 

そこで一言貰えた言葉。

"Be patient."

 

これには色んな意味がある。

 

知識についても基礎を固め、より深く一つの分野についてまとまった時間を費やすことが大事。色んな触ってみたいツールや言語がある中で、とりあえずひと通り触ってみて、やった気になる時間の使い方よりも、一つのことにまとまった時間を費やして深い知識を創るほうが今は大事。RailsRuby, JavaScriptといった普段使うものでも、まだまだ深い知識があるわけではなく、新しいものにジャンプするよりも、一定のものに時間を費やして、硬い知識を創ることに集中するぺき。

 

自分がShipするものに対して、もっと完成度が高いものを求める。最近任された比較的大きなプロジェクト(Release Blog Post)で、時間に追われたこともあってドタバタとしたリリース、それに伴うミスがあった。色んなプレッシャーがある中でも、一歩引いて、ステップを一歩一歩確認し、完成度の高い物を創る構えが必要。まだまだ時間の管理が上手くなく、チームとして動くことにもまだまだ反省点がある。ボスとのミーティングでそこら辺を振り返る機会が出来、今後のプロジェクトにちゃんと反映するようにする。

 

ここ一年の個人的な時間の使い方は、仕事以外は比較的ゆっくり過ごし、これといって何か目立つ行動をしたことはない。自分的には何かにジャンプしてすぐに手持ちの時間割が一杯になってしまうことを恐れ、定まった狙いが捕まるまでは、安易に手を染めることを拒んだつもり。結果的は何もこれといったものに手を入れなかったことは成功したけど、何かを成し遂げたというわけでもない。これからの一年は狙いを定めて、まとまった時間をそこに費やして、数少ないものに成果を上げる時間の使い方にする。

 

ここ一年ほど、ゆっくりとした時間さえあればこの先、3〜5年または10年先をどう生きるかについて考えていた。これといった答えはまだ見つかっていない。

仕事初めは先のことなどそこまで考えなくても、今やらなきゃいけないこと、経験と技術をまずは身に付けることが先で、後のことは後でといったスタンスだったけど、やっぱ先のことがぼやぼやだと、軸が弱い。目的地の見えない舵取りは方向性が定まらなくて、時間を食い、結局どこにも行けない危険性がある。

先のことを考えるのは難しいし勇気がいる。でも明確な道筋がないことによる「結局どこにも行けない危険性」のコストが大きくなってきている。

 

今は時間を費やしたいことを数個絞り出して、そこにまとまった時間を費やす。それをもとにどこに進んでいきたいかをしっかり考えないとダメだ。どこに行くにしても、かなりの準備が必要。その準備には時間がかかり、早めに始めないと手遅れになる。自分が思っているよりもフリータイムはそんなにの残っていないというのが現状。

 

この一年はその「フリータイム」を楽しんだ。これからの一年は絞り出して、その方向に進む大事な一年。

Google I/O 2012で何を学んだか

SFOのターミナルで日本行きの飛行機を待っている。

ここ半年近くブログから遠ざかっていたけど、今は書こうと思える。やっぱ場所を変えるって大事ですね。

 

この一週間ほど、Google I/O 2012に出席する為サンフランシスコにいる。

やっぱ来てよかった。

 

自分はなんのために元々Computer Scienceを勉強し、今なんでこの仕事をしているのかを振り返るいい機会になった。

日々の仕事やら、止まりない新しいテクノロジーを追うのに目が向きすぎると、なんでここにいるのか、元々なんでこのフィールドに入ったのかを忘れがちになる。

 

 

ここでテクノロジーを使って現に世界を変えている人と出会えた。

 

 

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Khan Academyは今自分が最も尊敬する団体の一つ。

 

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Dr. Peter Norvigは去年の秋スタンダード大学で10万人を超える生徒をオンラインで教えた教授。Co-founder of UshahidiであるErik Hersmanが登場したセッションも良かった。

 

 

テクノロジーを使って世界を変える。そういう仕事に就きたい。

そう思える旅だった。

 

 

これから日本で2週間。久々の帰国。家族との時間を大事にしたい。